前回 ワタシの子どもの頃の本を探したことを書きましたが
トウチャン所蔵の古いモノも掘り返してみました
ありましたよ~ お宝が!
柴田翔著 「されどわれらが日々」
(ああ トウチャンもワタシも 青い春を過ぎてきたんですぅ)
この本も「活版印刷」でした
行間を見ると 裏のページの文字が “押されている” のがわかります
そっと指でなぞると でこぼこした感じがします
この文字ひとつ一つが 人の手により集められ組まれたのかと思うと
本 そのものの内容に加え とてつもないエネルギーを注ぎこまれ
世に出されたものなのだと実感しました
トウチャンのおかげで「活版印刷 三日月堂」に出会えてよかった!
当たり前のようにハッキリクッキリした文字や
色鮮やかな写真や絵になれてしまっているけれど
“今に至るまでの歴史”があり 多くの人の手を経て
本が出来上がるのですね
今は 思いついたときにパソコンやらスマホやらを
チョイッと操作すれば 本も新聞も読めるし
マンガだって映画だって楽しめる時代です
駆け足で効率よく情報を得ることにたけています
そんな便利さを享受しつつも
例えば今回の「活版印刷」のように
その実体だけではないモノにしばし足を止め
思いを深めるのもいいなあ な~んて思ったのでした